【世田谷經堂睦様　プロフィール】

“神輿の担ぎ手”として、また、神輿渡御を安全に行うための警備担当として、祭りや神社の行事に関わるグループ。メンバーは総勢70名ほど。地元の世田谷経堂はもちろん、東京近郊の祭りで活動しています。

“神輿の担ぎ手”にとって、手ぬぐいは「お洒落」のひとつです。普段、ハンカチの代わりに使ったりもしますが、お祭りの身支度のお洒落のひとつとして浸透しています。

最近作った手ぬぐいが2種類あります。

まず、角字を使って釘抜き模様をイメージしてデザインしたものです（Ａ）。

よく見ると、「經堂」と書かれているんですよ。

もう一つは、江戸文字を使って、「經堂睦」とシンプルにデザインしたものです（Ｂ）。

このデザインは担ぎ手の間では一般的によく使われているものです。

このオーダーメイドした手ぬぐいを使い、僕たちはシャツや小物を誂えました。

男性陣は、シャツに仕立てました。自分の体に合ったサイズで作れるので、着心地もよく、見た目も決まります。シャツの誂えも安坊さんにお願いしました。

女性はポシェットなど小物にしていますね。肩掛けの紐（ひも）を短めに作って、お神輿を担ぐときは半纏の下に仕舞い込みます。

僕たちは“長尺（100cm）”で作っています。

手ぬぐいって、三尺（90ｃｍ）が主流ですが、僕たちは頭に巻いて使いたいので、長尺の方が使い勝手が良いんですよね。

あと、“特岡（とくおか）”という、細い糸で織った、目の詰まった生地で作るようにお願いしています。鉢巻にするときに結びやすく、形がきれいに整います。

シャツに仕立てても、なめらかな肌ざわりが気持ちがいいですよ。 使い込んでいくと、どんどん風合いが柔らかくなっていくのも気に入っています。

いつも、メンバーの数より多くお願いしています。シャツに仕立てることを考えると、シャツ1枚で手ぬぐい6～7枚は必要ですし、それに小物となるとまた何枚か必要になってきますからね。

名刺代わりに配ることを考えると、さらに必要になります。

とても良いですよ。女性陣からの評判も上々です。

かなり前から「手ぬぐいは安坊さんに」と、お願いしていますね。浅草に遊びに行ったとき「雰囲気がいいお店だな」と思って飛び込みで入ったのが出会いだったんですよ。そのときに買った「釘抜き」の手ぬぐいがとても気に入って、「經堂睦」の手ぬぐいをお願いするようになりました。

僕は、手ぬぐいの品質はもちろんですが、手厚いサービスがありがたいですね。

オーダーメイド専門のデザイナーさんが、僕たちのニーズや趣味・趣向をくみ取ってくれるので、話が伝わりやすくて助かります。

実際、僕たちが作った水色の手ぬぐいも、「角字を使ってみたい」「釘抜きが好き」という情報からたたき台を作ってくださって、そこからやり取りをして完成したものです。

この角字の大きさは「帯にしても良いように」と模様のピッチを考えてくれました。

僕たちは“神輿の担ぎ手”として祭りの身支度にはこだわりたい。安坊さんには、手ぬぐいも、手ぬぐいを使った誂え物も安心してお任せできるので、とても頼りにしています。

僕たちは安いと思っています。納期やデザインの相談にのってくださるのでとても満足していますよ。何でも話しやすい雰囲気というのもいいと思います。

僕たちのようなお祭り関係のグループでは、手ぬぐいをオーダーメイドすることを毎年の「慣例」として取り組んでいるところが多いと思います。せっかくならデザインで遊んだり、作った手ぬぐいでシャツや小物を作ってみたりするのがおすすめですよ。

よくある話では、「シャツにしたいのに枚数が足りない」というのがあります。手ぬぐいをオーダーするときに人数分ぴったりの枚数じゃなくて、何を作りたいのか計算してから、多めにお願いすると良いと思いますよ。

いつもお世話になっております。

もしも、ガーゼ素材のオーダーメイド手ぬぐいが作れるようになったら、すぐにお知らせくださいね。期待しています！　これからもいろんなアドバイスをお願いします！

※取材日時： 2012年8月

※制作：カスタマワイズ